白炭って何?

 

みなさん白炭ってご存知でしょうか?
名前から炭ということは想像できますが、詳しい事まではわからない方もいらっしゃると思います。
そもそも炭にもいくつか種類があり、今回はその一つである「白炭」を紹介します。

  • 白炭
     
  • 白炭塾:炭の選別
     

 

【白炭の特徴】
  以下の表が白炭の特徴をまとめたものです。

項目 白炭
窯の温度 1,200~1,300℃
炭の取り出し

(窯外消火法)

熱せられ炎をあげている真っ赤な炭を窯から出して消します

生産サイクル 毎日か1日おきに出炭できます
長所

・火力が強くて火持ちが長い

・堅くて型崩れしにくい

短所 ・火がつきにくい
・一回に取れる炭量が一般的に他の炭(黒炭など)より少ない

 
 白炭は、2日に1回くらいのペースで火が付いた状態のまま約1200℃の窯から取り出し、炭灰(スバイ)と呼ばれる水分を含んだ砂のようなものをかけて消火します。
 表を見てわかるように白炭は他の炭より火持ちが良いが、他の炭と比べて火付きが悪いなど、長所・短所があります。
なお、備長炭という炭は聞いたことがあるかと思いますが、これも白炭の一種で、原料に堅い木であるウバメガシなどを使用した炭を特に備長炭と呼んでいます。

  • 炭の立込み
     白炭の立込み

  •   白炭の取り出し

 

【白炭の利用方法】
炭といえば、暖房の燃料としてやバーベキューで使われているイメージがあるかと思いますが、それだけではないのです!
白炭は黒炭より火持ちが長い特徴を持つため、焼き鳥屋・うなぎ屋などの飲食店などでも好まれて使われています。

また、白炭だけに限ることではありませんが、炭には消臭効果や空気浄化効果があり、冷蔵庫やトイレ、寝室などに炭を置いている様子も見受けられています。他にも、農業をする際の土壌改良や水質の浄化にも炭の利用が期待されています。

 

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